- いそう
- I
いそう【争ふ・勤ふ】先をあらそう。 先を争ってつとめる。II
「~・ひて神語(カムコト)の入微(タエ)なる説(コトバ)を陳(モウ)す/日本書紀(皇極訓)」
いそう【位相】(1)〔数〕〔topology〕極限や連続の概念が定義できるように, 集合に導入される数学的構造。 トポロジー。(2)〔物〕〔phase〕振動や波動のような周期的現象において, ある時刻・ある場所で, 振動の過程がどの段階にあるかを示す変数。(3)〔言〕 性別・年齢・職業など, 社会集団の違いや場面の相違に応じて言葉の違いが現れる現象。 この違いが現れた語を位相語という。 忌み詞・女房詞・女性語・幼児語・学生語・商人語など。IIIいそう【意想】思い。 考え。IVいそう【異相】(1)普通の人と違っている人相やすがた。「~の僧」
(2)能で, 本道からはずれたやり方。「あらゆる物まね, ~の風をのみ習へば/至花道」
(3)〔仏〕 四相(シソウ)の一。→ 四相Vいそう【異装】普通の人とは変わっている服装。 また, 規則にはずれた服装。VI「蓬髪(ホウハツ)~」
いそう【移相】位相を変化させること。VIIいそう【移送】(1)現在ある場所から, 他の場所へうつし送ること。「患者を大学病院へ~する」
(2)〔法〕 訴訟または行政の手続きにおいて, 事件の処理をある機関から他の機関へ移すこと。VIIIいそう【遺草】生前に残した和歌・詩文などの原稿。 遺稿。IXいそう【韋荘】(836-910) 中国, 晩唐の詩人。 字(アザナ)は端己(タンキ)。 王建の建てた前蜀(ゼンシヨク)に仕えた。 艶美の中に清淡さをそなえた詞に長じ, 温庭筠(テイイン)らとともに唐五代の詞を代表する。 長編詩「秦婦吟(シンプギン)」, 詩文集「浣花(カンカ)集」がある。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.